toy coco株式会社

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【社長blog】書籍「“心づかい“の極意」より

2025.4.10

こんにちは。

本日は、toy coco株式会社の価値基準/Valuesのひとつ、「o=omotenashi(おもてなしの心を大切に)」にまつわるお話をお届けいたします。

みなさんは最近、飛行機に乗る機会はありましたか?

旅行や出張などで、空の旅を楽しむこともあるかと思います。

今回は、JALのファーストクラスでチーフキャビンアテンダントを務められた江上いずみさんの著書に書かれていた、印象的なエピソードをご紹介したいと思います。

このお話には、「おもてなし」とは何かを、改めて考えさせられる深い気づきがありました。

ある真夏の暑い日。

とある著名企業の社長が、ファーストクラスに搭乗されたときのことです。

ウェルカムドリンクを飲んで一息ついた社長は、リラックスされた様子で靴を脱ぎ、さらに靴下も脱いで足を伸ばされました。

その瞬間、機内には強烈な匂いが広がってしまいました。

困り果てた若い男性の客室乗務員は、勇気を出して社長のもとへ向かい、こう伝えたそうです。

「失礼いたします。お客さま、御御足(おみあし)が臭うございます」

……これは大変。

社長は顔を真っ赤にし、激怒されたそうです。

「だからどうしろというんだ!」

どれだけ丁寧な言葉を使っても、こうした伝え方では、相手の気持ちに寄り添えているとは言えません。

では、もし自分がその立場だったら、どのように伝えるのがよいのでしょうか?

たとえば――

「お客さま、今日はたいへん暑い日でしたから、汗をおかきになられたのではないでしょうか。

よろしければ、こちらで御御足をお拭きになりませんか?」

そう言って、冷たいおしぼりを差し出す。

これは注意ではなく、“おもてなし”です。

相手の立場を思いやる気持ち、想像力によって生まれる、心づかいのかたちです。

私たちtoy coco株式会社も、このような「相手目線のコミュニケーション」を大切にしています。

日々の業務やお客様との関わりの中で、相手の気持ちに立って行動すること。

それこそが、「omotenashi=おもてなしの心」の原点であり、私たちの大切な価値基準です。

みなさんの毎日の中にも、誰かを思いやる“おもてなし”の瞬間が、たくさんありますように。

omotenashi おもてなしの心を大切に