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【社長blog】IBM「野鴨の精神」

2025.3.13

本日はtoy coco株式会社の価値基準/Values「o」、「own your life 人生の主人公は自分」に絡めて投稿させていただきます。

人材育成において、IBMではこのような言葉があります。

「ビジネスには野鴨が必要なのです。そしてIBMでは、その野鴨を飼いならそうとは決してしません。」

これは、1959年 当時のIBM会長であったトーマス・ワトソン Jr.さんの言葉です。

毎年冬になるとやってくる渡り鳥の鴨に来る年も来る年も餌をやり続けていると、そのうち何羽かはすっかり怠け者になり飛ぶことすらできなくなるという、デンマークの哲学者 キルケゴールさんの書物から引用し、困難にたちむかう渡り鳥の精神、野鴨の精神こそIBMの社員には必要であると説きました。

キルケゴールさんが説いた有名な寓話があります。

「毎年冬になると越冬のために湖にやってくる渡り鳥の鴨に、ある老人が毎日 餌をやるようになりました。渡り鳥は季節が過ぎると次の土地に向かって飛び立つものです。ところが鴨は、老人に毎日餌を与えられることに慣れてしまい、冬が終わっても次の土地に飛び立つことなくその湖に住み着くようになりました。

やがて老人が亡くなりました。餌に困った鴨たちは飛び立とうとするのですが、うまく飛ぶことができなくなってしまっていたのです。

かつての野鴨としてのたくましい力は失われていました。そのうちに嵐がやってきて湖に激流が流れ込んできたときに逃げることもできず、飛べない鴨たちは死んでしまいました。」

IBMの精神は、日常に飼いならされるな!安定にあぐらをかくな!苦労を厭わず、いつもチャレンジ精神でことにあたれ、という事を言っているのだと解釈しております。

失敗もあるでしょう。しかし、私は野鴨のように自由に生きていこうという自戒の念を込めて、こちらに書かせていただきます。

own your life 人生の主人公は自分