2025.2.13
本日はtoy coco株式会社の価値基準/Valuesの「o」、「omotenashi おもてなしの心を大切に」」に絡めて、投稿させていただきます。
皆さまは、抹茶はお好きでしょうか?
観光地などで抹茶と和菓子のセットがあると自然と惹かれてしまいますよね。
そんな抹茶に関連して、茶人 千 利休さんの「利休七則」という、おもてなしの美学の事を思い出しました。利休さんは常に相手の立場を考えて行動をするようにしていました。
「利休七則」の一つ、
「茶は服のよきように点て」
直訳だと「お茶はちょうど良い加減で飲みやすいように作ろう」ですが、これは単に「お客様の好みに合わせよう」ということではなく「お客様のその日の気分や飲む状況を察した上でお茶を作りましょう」ということだそうです。
その他にも、
「降らずとも傘の用意」
簡単にいうと「備えを怠らないようにする事で落ち着いた心でいられる」という意味ですが、自分というよりは他人のための備えを徹底しておこうということです。
利休さんは誰かと出かけるとき、どんなに快晴でも必ず傘を持ち歩き、さらにはその人好みのデザインの傘を選んでいたそうです。
このように利休さんは独自の美学で役職問わず多くの人々を魅了してきた人物です。
その生涯は仕えていた豊臣 秀吉さんに切腹を命じられることで最期を迎えてしまいますが、利休さんの切腹を執行するために茶室に訪れた使いにもお茶をもてなし、その部屋で最期を遂げたそうです。
命よりもおもてなしの心を大切にした利休さんの美学から学べる事が多くあると思い、こちらに書かせていただきました。
omotenashi おもてなしの心を大切に